何かをなす

Youtubeに落ちていた宮崎駿のドキュメンタリーより。

東日本大震災の直後、現場の混乱を懸念し3日間制作をストップさせるという会議での決断を後から聞いた駿が一喝した。

「生産点は止めてはならない」「無理してでもやるべし」「こういう時こそ神話を作んなきゃいけない」

 

これを真に心から言えるのが駿の凄さなのだろうと思い、そこに「迷いが生じたときの意思決定のためのヒントを見た気がした」

スタッフを自宅待機させるというのが常識的な対応であり、そうすれば締め切りが多少厳しくなる程度の混乱で済んだのだろうが、そんなことは御構い無しにただひたすら「いいものを作る」という信念にのみ従ってそのほかのことを決定しているのだと思った。

 

行動の原理原則が『いい映画を作る』ということ

混じりっけなしに、純粋に「いい映画を作る」

意識することなく、疑うことなく

こうやって言葉にしてまとめようとしている段階では、まだその考え方が身についていないということでもあるのだろう。

 

しかし、現在できていなくたって将来的にできるようになればいいんだから。

行動の原理原則を一本通す。

これが強く・良く生きるための術なのだろう。

これができるようになれば、ひとかどの人物になれる気がする。